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2/02/2014

「食と農」の博物館

「食と農」の博物館で、企画展示「樹木の形の不思議」と常設展を見てきた。
カメレオンやキツネザルのいる植物園が良かった。

病気にかかった樹木や別の蔓が巻きついた樹木の様子、とくに、蔓に巻きつかれたらまずははねつけて、それがダメなら絞めつけて壊死させるというのがとても気になった。
節や幹なども、ただ勝手に成長しているわけではなく、形に応じていろいろな物質の作用で変わってゆくのがわかった。
人間の体も同じようなもので、自分でもわからないうちに、内側の物質や外からのウイルス一つひとつが確実に作用し、体に異変が起こったり、反対に悪いところが治ったりするのだろうと考えた。

常設の鶏の剥製の中にはとても大きな鶏もいて、剥製はあまり好きではないけれど美しく立派な鶏だと思った。
ふさふさの尻尾の鶏は、こんなのを飼っている人がいたらその人をとっても偉い人だと思ってしまうかもしれない、と思った。

1/12/2014

うさぎスマッシュ展 東京都現代美術館

・動物を人工透析や人工肺として利用する装置

「実際にあったらヤバい」というのをまず初めに思った。
しかし、どうしてそれがいけないことなのだろうかとも思う。
動物が医療のための実験に使われること、薬の原材料とされることには抵抗がないのに、どうして直接の道具にするのはダメなのだろう。

・一人ずつしか入れない部屋
一緒に行った人はただ天井が映っているとしか思っていなかったそう。
見えるはずの当たり前の世界が歪むということ、それは私にとってとてもわくわくすることだったのだけれど、そういうことを共有できないのは少し寂しいようにも思う。


・女の人の顔がついた丸太にうさぎが腰かけている

・スプツニ子!さんの月にハイヒールの足跡を付ける作品

・東京のにおいを採集

・交差する鏡の庭

・放水車のダンス

2/18/2013

世田谷文学館 「帰ってきた寺山修司」展

世田谷文学館の「帰ってきた寺山修司」展に行ってきた。
昨年あたりから寺山に縁があったのでぜひ行きたいと思っていた。

「去年くらいまで寺山修司って何の人が知らなかった!」と誰かに言たようにも思うけれど、このブログの記事で「田園に死す」について2年くらい前に書いたから、少なくとも去年まで知らなかったってことはないことに気付いた。
何でそんな前の記事を覚えているかというと、このブログのアクセス数がダントツで多いのがその記事だから。
「田園に死す 迷彩」とかで検索してこのブログにたどり着くようだが、読むような価値のあることは書いていないので悪いなあと思う。

1年だろうと3年だろうと大して変わらないとしても、最近、寺山を知ったことには間違いなくて、高校生くらいのときに出会っていたらその言葉の鋭さにハマった、というか心酔しただろうと思った。
死後なおそうなんだから、当時の家出少年少女が教祖と仰いだというのも納得できる。
私の場合は家で少女あるいは出家(したくない)少女だったけど。

寺山の歌って、どうして強い言葉強い言葉強い言葉強い言葉なのに嫌みがないのだろう。
思いが強くて言葉が強い歌は冷めちゃうと思っているけれど、寺山の場合はそれがない。
大前提として、作歌の姿勢として「完璧に格好良い気取り」があるから、読者が変に斜に構えず歌に向き合えるのだろうか。

文学館では試験の答案(の裏面に書かれた詩)まで展示されていた。
それから高校生の頃の寺山の俳句が掲載された雑誌とか。
寺山の俳句が佳作だったときに一席だった人は、その後の寺山の活躍を知ってどう思っているんだろう。

寺山が出した手紙もたくさん展示されていて、すべてをじっくり見ようとしたら2時間以上はかかってしまったと思う。
それから宛名の人物がどんな人なのか知ってからまた見たらもっと面白いだろうなと思った。
今回は、手紙をあまりじっくり見られなかったので、できればまた行きたい。

館内で放送されている映像の中で九條今日子さんの「大量の蔵書がしまえるアパートを借りた」というのを借りて、誰かが、「寺山は書を捨てよと言ったが、寺山の文学(?)は多くの読書経験に裏打ちされている」みたいなことを書いていたのを思い出した。
というか九條映子さんと九條今日子さんって同一人物だったんだ。

子ども向けの解説もあったところや、空いていてじっくり見られたところもとても良い。
最寄り駅の芦花公園駅には京王線の各駅停車に乗らないといけないのだが、そこまで本数が多くないので注意。

世田谷文学館 HP http://www.setabun.or.jp/


5/11/2012

月やあらぬ春や昔の春ならぬ我が身ひとつはもとの身にして

昨日、遅くまで起きてて、すごいおしゃれアニメを見た。
「Lupin the Third 峰不二子という女」だった。
ストーリーがどうこうというより、映像と構成とセリフのスタイリッシュさと、嗜好を追求した感じ。
いつもアニメは見ない(そもそもテレビをあまり見ない)けれど、たまに深夜のアニメを見ると、映像の綺麗さとか(私にとっての)斬新さにびっくりする。

5/04/2012

大エルミタージュ美術館展

国立新美術館の「大エルミタージュ美術館展」へ。
とても久しぶり。
セザンヌ展も見たかったけれど、どちらもチケット売り場が行列で、次に会社説明会もあったということでエルミタージュ美術館展のみを見る。

私が気に入った作品は
・死の天使
・クピド(詩の寓意)
・クピド(絵画?の寓意)

いつもは買わない絵はがきを購入。

4/27/2012

見納め小雨

友達のモダンダンスの公演を見に行って来た。
高校の頃から何度か声を掛けてもらって見に行ったことがあって、でも彼女は大学を卒業して普通の会社に就職するから、ダンスを辞めてしまうそう。
これで見納めっていうのは寂しいけれど、形のないもので人の心を動かすことは生半可なことではできないことで、それをすることができたという実感はずっと心に残るものだと思うから、きっと彼女のそういうところに触れることは、これらからもできるんだろう。

3/25/2012

横浜美術館 「松井冬子展 世界中の子と友達になれる」

横浜美術館の「松井冬子展 世界中の子と友達になれる」を見てきた。
会期終了ぎりぎりだったので、とても混雑しているのではないかと思ったけれど、雨だったせいもあってか人出もそれほどでもなかった。
ドガ展なんかと違って、時間さえあればもっとひとつひとつの絵をじっくり見られたと思う。

展覧会公式HP
http://www.yaf.or.jp/yma/jiu/2011/matsuifuyuko/

2/25/2012

「今日と明日の間で」 "Between Today And Tomorrow"

ダンサーの首藤康之さんを追ったドキュメンタリー映画。
首藤さんの、一挙一動が大変美しい。
格好良いのひとことに尽きます。

知人が出ている舞台で首藤さんが主演だったことがきっかけで注目していたら、椎名林檎のお気に入りの人だということでびっくりした。

椎名林檎作曲、演奏は斎藤ネコのネコかる&椎名林檎のピアノの曲「Between Today And Tomorrow」に合わせた新作ダンスも見ることができる。
これをが目当てといえばそうだし、そうでないといえばそうでないけれど、椎名林檎の(曲の)存在感がなくなるくらい、首藤さんのダンスは自然体だった。
ほんとは自然に踊っているなんてことはないとは思うけれど。

首藤さんがダンスの世界に生きているというより、ダンスの世界そのものは首藤さんによって作り出しているんじゃないかと思わせる。

恵比寿の写真美術館にて。
3月上旬に渋谷でも見られるそう。


『今日と明日の間で』
http://kyo-asu.com/

1/20/2012

映画「ブリューゲルの動く絵」


「ブリューゲルの動く絵」を渋谷ユーロスペースというところで見てきた。
絵画を映画に、ということだったのでどんなストーリーなのか想像できなかったけれど、見てしまってからも結局、どんなストーリーだったのかはつかめない。
でもそれは退屈ではなくて、当たり前と言えば当たり前かもしれないけれど、美術館でじっくり一枚の絵を見ているような、映画を見に行ったというよりは美術館へ行ったと思うような映画だった。
絵画の中へ入り込む、というよりは美術館で絵をじっくり見る感じ。
衣装や子どもの遊び、パンの食べ方一つにしても、きっと、当時の様子を再現するようにしているんだろうなと思った。
とくにドレスや帽子の細かな様子がとても好み。

1/05/2012

東京国立近代美術館 「ぬぐ絵画―日本のヌード 1880-1945」

「ぬぐ絵画」展へ行ってきた。
1月3日は会期終了が近いにも関わらず思ったより空いていたのでじっくり見られた。

熊谷守一の「アトリエ」が気になった。
画家と白い女の絵で、私が好きな甲斐庄楠音や上村松園や、西洋ならルノワールやスーラや、そういう人の絵とは全然違うのだけれど。

原撫松「裸婦」も綺麗な背中がやっぱり良かった。

日本の近代美術においてヌードがどう扱われていたか作品を展示しながら解説している形態で、これこそ、美術を通してみる社会だなあと思った。
泉鏡花の『高野聖』の挿絵のヌードの事件の話題なんかも出てた。


所蔵品ガイドにも参加して、常設展の原田直次郎「騎龍観音」や土田麦僊「湯女」などの解説を聞いた。
参加者に質問しつつ、参加者を巻き込んでガイドを進行しているのが上手だった。
こういうのに参加する人は、なまじっか美術の知識があったりして、解説する方も大変だろう。

「騎龍観音」は森鷗外と原田との交流を大学の授業で聞いたときに出てきたので、絶対見たいと思っていた。
思ったより、龍が細くて蛇っぽくて、観音も聞いていたほど官能的ってほどでもなかった。

東京国立近代美術館「ぬぐ絵画―日本のヌード 1880-1945」 特設サイト

5/22/2011

東京国立博物館 「手塚治虫のブッダ展」

東京国立博物館「手塚治虫のブッダ展」を見に行く。

当時の人々が、仏像を美しいと思って見ていたかはわからないけれど、確かに私にとって仏像は美しい。

それが美しいという感情ではないとしても、心を打つ何かは強力なものがあるのだろう。

2/02/2011

森美術館 「小谷元彦展 幽体の知覚」

森美術館の「小谷元彦展 幽体の知覚」を見て考えたこと。


□考えたこと:全体□

・小さい子は、骸骨や血液をひどく怖がる場合が多い。それはなぜなんだろう。

・真っ白いオブジェだけの部屋は異空間に行ったよう。

・余裕を持った作品の配置になっていて、スペースが広々しているところが多く、ゆったりできる。

・滝の映像の中に入れる作品は、床が鏡張りになっていた。ショートパンツで行って正解。

・映像を使うことで、自然さえも粘土のように自由に造形できるという考えは私にとって目新しかった。

・現代アートはメッセージ性が強くて、しかもそれを解説なしに理解できることはなかなかない。生と死、性、貧困、生命の危機に瀕する動物・自然、自己と他者など。だから、たまに見に行くくらいがちょうど良いなと思う。


□考えたこと:「Rompers」 2003□

何となく不気味な幼児番組風の映像作品。

明るいのにうすら寒くなるようなハミングのBGM。

女の子の眉毛が不自然に盛り上がっているところがまず目に入り、女の子の手足の指先がただれたようになっているところも何となく不安な気持ちにさせる。

木の割れ目がくちびるのようになっていて、そこからよだれが溢れ出る。

女の子の下着が見えそうなところ、そこをわざわざ映すところも不穏。


□そのほかの特に印象に残った作品□

・人間の髪で作ったドレス

・波に流されるタイプの拷問器具

・小谷氏の血液の混ざったシャボン玉

・小谷氏がジェイソンに扮した映像作品。彫刻を殺人に見立てる。