恋人に会うと幸せになる。
それは急速な幸福感ではなくて、あーしあわせだ、わたしは、って実感できるような緩やかな幸せで不思議だ。
趣味もそんなに合わないし、恋人の話し方とか語彙とか、率直に言ってそんなに好きじゃないし、特別恋人に話したいっていうこともあまりないし、つまらないことばかり言ってしまうし、それなのに何だか好きだ。
こういうのは別れたくなったときに目につくところになってしまうのだろうけれど。
つまらないことや自分が嫌だなと思うことを言ってしまったり愛想良くできなかったりするのは、あんまり安心しきってしまっている証拠かもしれない。
そこにあるのが当たり前の幸せになってしまっていて、見捨てられることの恐ろしさを忘れてしまい傲慢に振る舞いがちだけど、それに気づく今の心を本人の前でも発揮できるようになりたい。
趣味が合わなくても普通に話が通じるというのは実は意外と難しいことだし(大学を出ていろいろな生活環境の人に出会うことでそれに気づく)、精神が不安定で本当は内省的な私に優しくしてくれて、大切だと思ってくれる人たちは本当に得がたくて、素晴らしい今だということを忘れないでいたい。
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