1/15/2011

感じ方が突然に変化すること

たとえば、CDをかけてJ-POPSの音楽を聴くとき、何度も同じ音を聴いているはずなのに、突然、その曲の感じ方が変化することがある。
歌詞が直接、体の中に流れ込んできたり、特定のギターの音が頭の奥を震わせるような感覚になることがある。
その音楽を失いたくない、自分の中に吸収してしまいたいと思って悲しくなる。


同じように、何度も会ったことのある人の場合も、突然、その人のある発言や行動、仕草、表情に、強く心が動かされることがある。
その刺激で、瞬く間に、その人のことをどうしようもなく好きなる。
それは必ずしも、恋愛であるとは限らなくて、尊敬や愛しさであることもよくある。

1/02/2011

SNSと年賀状

父親は、「年賀状のやりとりが続いていれば、20年以上会っていなくても、何となくつながりが途切れない」と言った。

今なら、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)でより簡単に「つながっている感」を持つことができる。
Facebookやmixiで<友達>になっていれば、近況を手軽に知ることができる。
Twitterでフォローしていれば、自動的に、その人のリアルタイムの情報を自動的に得ることができ、場合によっては、毎日顔を合わせるがフォローしていない人より、何年も会っていないがフォローしている人の方が身近に感じることもあるだろう。

その「つながっている感」は、現代的な緩くて不確かなネガティブなものであるととらえていた。
しかし、実は、形態が変化しただけで、以前からあったものなのだろうということに気づかされた。