11/26/2010

えせアクティブ大学生

大学生のうちにいろいろなことに挑戦するのは有意義だと思う。
実際にたくさんの企画などに参加したり、新しいことを始めたりしている人は多い。
でも中には、何かを実践することそれ自体ではなく、「~をやりました」という肩書をたくさん持つことが目的なのではないかと思うような人もいる。
それでは結局、何にも身に付かないし、大して誰かの役に立つことはできない。
とりあえず交流会にたくさん参加して、「ケータイに登録されているメールアドレスの数は増えました」で終わっているのに、自分は強力で幅広い人脈があり、多くの企画に参加するようなアクティブな人間であると勘違いしている人も少なくないのではないかと思う。

その点、私の友人の一人は、たしかにいろいろなことをやったり、交流会などにも参加したりしている。
しかし、ただそういった活動をしているわけではなく、ライフワークとなるような明確な目的があって、どうすればそれを実現できるかを考え、その過程でいろいろなことに加わることになっているように思える。
そこが凡人とは違うところであり、私が彼女を尊敬したいと思うゆえんである。

何もしないよりは活動的である方が良いというのも一理ある。
様々なことに挑戦する中で、自分の本当にやりたいことを見つけることもできる。
いろいろなことをする中で、方向性を決めるのは良いと思うけれど、いろいろなことをやっていること、それだけで満足する人間にはなりたくない。
目的もなく、ただやみくもに行動して、何となく自分で自分のことを「デキる」人間であると見誤るよりも、いったん落ち着いて考える時間を取ることの方が重要であるときもあると思う。
そして、目的を持って一直線に進めることは、とても幸せなことであると思う。

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