3/05/2013

李相日「69 sixty nine」

李相日「69 sixty nine」のDVDを見た。
「マイ・バック・ページ」を見たり、『二十世紀少年』を読んだりして、もっと1960年代後半~70年代前半あたりもこととか、学生運動のことを知りたくて見ようと思ったけれど、結局、学生運動のことはあんまり分からず、当時の状況を知っている人が見ればもっと楽しめるんだろうと思う映画だった。
でも学生運動のことを知るという目的を抜きにすれば、バカでクールで楽しい良い映画だ。
ペンキを撒き散らすのを見るのも爽快だし、妻夫木聡がやたらと走ったり飛び込んだりするのも良い。
野田秀樹の「エッグ」のイメージが強いのかもしれないけれど、妻夫木聡は滅茶苦茶に走っているイメージがしっくりくる。

この映画は好きだけれどめちゃくちゃ好みっていうわけじゃないし、もう一度見るよりはほかの映画を見たいと思うけれど、かえってこういうむやみに思い入れのない作品の方が何度も見てしまったりする。
元気が出るし。
つい絵画的に映画を見てしまうけれど、そういえばこの映画は「あー構図が素晴らしいな」とかあんまり考えなかった。
勢いに笑える。

江口のりこがどこに出ているのかわからなくてわざわざ調べてしまった。
パンパンガールの役らしい。
場面はわかるけれど、それが江口のりこかどうかまではわからないくらいだったと思う。

最近、意図して選んでいるわけではないのに(というか基本的に内容は知らないで、役者さんか原作者か音楽目当てで借りることがほとんど)九州が舞台の映画を見ることが多いように感じる。
「奇跡」とか「悪人」とか。

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